太田川漁業協同組合

太田川で楽しめる魚達の紹介

アユ

アユ画像

北海道西部以南の日本各地に分布します。

秋に川の下流域でふ化した仔魚は、すぐに海へ下り、翌春まで海で過ごした後、川へ遡上して縄張りを形成し、石の表面についたコケを食べ、1月で急激に成長します。

釣りあげた瞬間、キュウリやスイカのような香りがするため、「香魚」とも呼ばれます。

日本の内水面漁業にとって、また、太田川漁協にとっても最も重要な魚です。

令和6年度放流について(4/1~5/10)

             
種苗の種別 放流重量(kg) 放流尾数(尾)
太田川 自家生産  5,200 875,000
海産 250 25,000
琵琶湖産 250 50,000
合計 5,700 950,000

アマゴ

※組合員の方は4月中旬から5月初旬に集金をしますが、それ以前に雑魚を釣られる場合は前年の腕章をお使い下さい。

アマゴ画像

静岡県以南の太平洋・瀬戸内側、四国、大分県、宮崎県に分布します。日本海側に分布するヤマメとは、体側の朱点の有無で区別できますが、まれに朱点の無いアマゴもいるようです。

アマゴには一生を川の上流で過ごすタイプ(陸封型:アマゴ)と幼魚期に海へ下り、産卵のため母川に遡上するタイプ(降海型:サツキマス)が知られていますが、アマゴの幼魚がどちらの型になるかは、系統や成育環境によるようで、はっきりしません。

太田川漁協管内では、アマゴ、サツキマス両方とも楽しむことができます。

令和6年度放流について(3/31・4/28実施)

             
放流場所 放流重量(kg)
西宗川 120
吉山川 90(水口橋より上流)
高山川 140
小河内川 30
高瀬 20
合計 400

ウナギ(ニホンウナギ)

ウナギ画像

北海道の一部を除く日本に分布し、各地の主に川の中流域から河口域に生息しています。

昼間は岩の間などに隠れ、夜になるとエサを求めて動き回る夜行性です。

産卵はフィリピンの東にあるマリアナ海域で行われ、稚魚は海流に乗って日本まで辿りつき、川を遡上して定着生活に入ります。

かば焼きとしておなじみの魚ですが、ニホンウナギは近年生息数が極端に減少していて、貴重品になっています。

太田川漁協管内では、釣りやウナギ筒で楽しむことができます。

令和6年度放流について(5/27実施)

※令和5年度より高瀬堰~下流域にも放流しています

               
放流場所 放流重量(kg)
祇園 5
ヤナギ 5
川内 5
高瀬 5
太田川橋 5
今井田 5
毛木 5
5
槙原 5
船場 5
澄合 5
久日市 5
三篠川 5
根之谷川 5
西宗川 5
吉山川 5
小河内川 5
鈴張川 5
合計 90

モクズガニ

モクズガニ画像

樺太、中国、日本各地の河川・浅い海に分布し、広島ではズガニ、ガゾウ、桜ガニと呼ばれます。

中華料理の高級食材として知られているシャンハイガニは、モクズガニとは極めて近い種類とされています。

はさみ脚に生えている毛が特徴で、小型よりも大型、メスに比べてオスで毛が発達しています。川などの淡水域と海を行き来します。

太田川漁協管内では、カニ籠でモクズガニを楽しむことができます。

令和5年度放流について(5/25・5/29・11/8実施)

                                     
放流場所 放流重量(g)
西宗川 620
根の谷川 310
三篠川 620
吉山川 620
鈴張川 310
280
毛木 2,270
長沢 270
今井田 2,270(成カニ含)
柳瀬 2,270(成カニ含)
河戸 270
高瀬 350
合計 10,000(成カニ含)